これでUSBメモリを忘れても大丈夫!オンラインストレージの魅力と特徴

これでUSBメモリを忘れても大丈夫!オンラインストレージの魅力と特徴

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「あっ,USBメモリ忘れた!」

学校や職場,出張先などのパソコンでファイルを作り,家に持ち帰ろうと思ったときに「USBを忘れてきてしまった!」そんなときに,簡単にファイルを共有できるのがオンラインストレージです.主要サービスの特徴や,写真専門のストレージなどなどご紹介!

今回のテーマは「オンラインストレージ」です.

1. オンラインストレージとは

オンラインストレージよりも,”Dropbox“や”Google Drive“,”One Drive“などのサービス名の方が聞き覚えがあるかもしれません.
その名の通り,オンライン(インターネット)でアクセスできるストレージ(貯蔵庫,記憶装置)です.

まずはオンラインストレージがそもそもどういったものなのか,オンラインストレージの大きな特徴についていくつか見ていきます.

通常のストレージとの違い

ストレージというのはあまり聞きなれませんが,データを保管しておくものは何でもストレージと呼びます.たとえばパソコンやスマホに入っている記憶媒体もそうですし,きっとあなたも間違ってる!USBメモリやSDカードなどの正しい使い方について考えるという記事でもご紹介したUSBメモリやSDカードなどもすべてストレージの一種です.

USBメモリやSDカードは媒体自体が持ち運びできたりして非常に便利ですが,もしどこかに忘れてきたり,紛失してしまったりしたらその中に入っているファイルを使用できませんよね?

それに対して,
オンラインストレージはインターネット上にファイルを置いておくので
何かを持ち運ぶ必要はありません
ただサービスにログインするためのIDとパスワードさえ覚えておけば
インターネットがつながる任意のパソコンで同じファイルを使用できるんです!

onlinestorage

※インターネット上にファイルを置くからといってオンラインストレージに置いたファイルが見知らぬ人に盗み見られるということは基本的にありません

ファイルの保管

オンラインストレージは,インターネット上にあるとはいえストレージの一種です.
そのためUSBメモリやSDカードのように持ち運びたい(他のパソコンやスマホで使用したい)ファイルを保存しておくことができます.

ほとんどのオンラインストレージでは,ログインさえ済ませてしまえば
どんなパソコンからでも自分のオンラインストレージにアクセスできるので,
たとえば「自宅でファイルをアップロード(オンラインストレージの中に置く)」して,「大学のパソコンでファイルをダウンロード(オンラインストレージの中からコピーを取り出す)」などの使い方ができます!

また,ファイルの種類は問われないため色んな使い方が自由にできるのがオンラインストレージの良さかなと思います.

共有が簡単!

オンラインストレージの非常に強力な機能として,他の人とのファイル共有が簡単,というのがあります.

たとえば,あなたがあるグループに属しているとしましょう.
サークルでもいいですし,会社のプロジェクトチームでもいいです.

そのグループで,たとえば議事録だったりプレゼンテーションのファイルや参加者名簿などを共有したいときがありますよね?
そんなときに,全員に向けてメールをその都度送ってもよいのですが,
修正するたびに何度も何度もメールを送るのは少し面倒です.

オンラインストレージに共有したいファイルを置いておき,「共有」のボタンやメニューをクリックすれば
簡単にチームメイトとファイルの共有ができます

onlinestorage2

また,フォルダを共有しておけば,
新たに共有したいファイルができたときにその共有フォルダにファイルをいれれば自動的にチームメイトと共有ができるようになってとても便利です.

例:議事録フォルダを共有しておけば,議事録を作るたびにそのフォルダにアップロードするだけで自動的にチームメイトと共有できる

ファイルの編集ができるものも!

ファイルをアップロードしたはいいものの,文章に間違ってる部分が見つかる場合もあるかもしれません.
そんなときでもいくつかのオンラインストレージはオンライン上のファイルを直接編集できたりするので非常に便利です.

特に,最近は主要なオンラインストレージでMicrosoft Officeのオンライン編集に対応したのでPowerPointWordなどのファイルも簡単に編集できるようになりました.

また,いくつかのオンラインストレージにおいては
共有した相手と1つのファイルを同時編集できる
というものもあります.

これが非常に便利で,たとえばSkypeで電話会議をしながら会議に参加している全員で議事録を作ったり,
プロジェクトにおける案をチームの構成員で1つのファイルに同時に箇条書きしていくなど様々な場面で活躍します.

安全性について

ここまで散々「オンラインストレージって便利!!」と言ってきましたが,各種サービスの比較の前に,オンラインストレージの安全性について触れておきたいと思います.

皆さんの中にもこのような疑問をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません.

  1. インターネット上に大事なファイルを置いたら,知らない人にファイルを見られたり,改変されたりしないの?
  2. サービスの不良によって削除されたりしないの?
  3. ニュースでよくある「情報漏えい」は大丈夫?

簡単に言うと,

すべて起こりうると言わざるを得ない

です.

もちろん,このようなサービスを提供するにあたってセキュリティ対策は数多くなされています.
しかし,利用者が多いサービスは同時に「狙われやすいサービス」でもあると思ってください.

オンラインストレージに限らず,インターネットを介すサービスのIDやパスワードは常に狙われていますし,
オンライン上にファイルを置けば,自分しか見れない設定にしていても見られてしまう可能性が0とは言い切れません

ただ,オンラインストレージを使って自分のカードの暗証番号や
ネットバンキングのパスワードなどを保管する人は少ないと思います.(このような大事な情報は絶対にやめましょう,危険すぎます

見られる可能性が0ではないことを理解した上で,
別にみられても特に問題はないようなファイル(大多数がこのようなファイルだと思います)はどんどん保存してしまって構わないと私個人は考えています.

具体的に危険なファイルだと思われるものは

  • インターネットを介すサービスのアカウントIDパスワードSNSなども含めます
  • 個人情報が載った一覧表(文章に名前が入っているなどは問題ないですが,名前・電話番号・住所などが一覧にまとめられていると危険かと思います)
  • まだ未発表の論文やレポート
  • 社外秘,校外秘のファイル

です.これらをオンラインストレージにアップロードすることはおすすめできません.

また,消されても補填されることはまずありえないので
消えてしまって困るものをオンラインストレージのみに保管しておくのはやめましょう

2. 各種サービスの特徴

ここでは主要なオンラインストレージとしてDropbox, Google Drive, One Drive(旧Sky Drive)の3つをご紹介しようかと思います.もちろん他のオンラインストレージも無数にあるのですが,使いやすさやスマートフォンとの同期も考えてとりあえずまず使い始めるならこの3つが有名どころかなぁと思います.

※この記事では無料で使えるサービスのみをご紹介します

Dropbox

dropbox

Dropboxはオンラインストレージとしてはとても老舗で,WindowsiOSLinux, Androidまで様々なOSでアプリケーションをインストールすることができるのが特徴です.
(特にLinuxでも使えるオンラインストレージアプリケーションは非常に少ないです)

また,セキュリティ対策も幅広く行われていたり,操作が非常にシンプルでわかりやすいなど
初めてオンラインストレージを使う人にはおすすめです.

Microsoft Office Onlineというサービスと連携が可能になったため,
PowerPointやExcel,WordなどのMicrosoft Officeファイルをオンライン上で編集できるようになりました.
(ファイルを共有している人と1つのファイルを同時編集なども可能)

最大容量 2GB(友人に紹介などで17.5GBまで増やせる)
アップできる最大ファイルサイズ ブラウザからは10GBまで
共有 可能
ファイルの同時編集 MicrosoftOfficeのファイルは可

Google Drive

googledrive

GoogleDriveは検索エンジンで有名なGoogle社が提供しているオンラインストレージです.
Google Chromeをブラウザとして使用している場合は連携できる拡張機能も多いので非常に便利で,Gmailを利用している人やAndroidの端末を持っている人は必ず持っているGoogleのアカウントで使用できるのでユーザー数も多いです.

GoogleDriveもファイルの同時編集ができますが,拡張機能を入れていない場合はMicrosoftOfficeではなくGoogleDocsというGoogle独自の形式のファイルのみの扱いになります
(ただし,MicrosoftOfficeと互換性はあります).

また,ダウンロード速度が非常に速いことも特徴なので,サイズの大きなファイルをよく使う場合などはGoogleDriveが便利かもしれません.

ただし,GoogleDriveは利用規約に「Googleは内容を閲覧することがある」ということが明示されているので
社外秘の資料などはアップロードしないようにしましょう.

最大容量 15GB
アップできる最大ファイルサイズ 無制限だが,ダウンロードは2GBまで
共有 可能
ファイルの同時編集 Google独自の文章編集ソフトやプレゼンテーションソフトなどは可.拡張機能をいれればMicrosoftOfficeも可.

 

One Drive

skydrive

Windowsで有名なMicrosoftが提供しているオンラインストレージです.
MicrosoftなのでWordなどのMicrosoftOfficeのファイルを同時編集はもちろん可能です.

Windows8や8.1のユーザーでMicrosoftアカウントを持っている場合は便利かもしれません.

また,個人ではなく会社や学校でOffice365というサービスをMicrosoftと契約しているところも多いかもしれませんが,その場合は容量が無制限となります.

ただし,9か月ログインがない場合はファイルが削除される可能性があることを覚えておいてください.

最大容量 15GB
アップできる最大ファイルサイズ 2GBまで
共有 可能
ファイルの同時編集 MicrosoftOfficeのファイルは可
備考 9か月ログインがない場合はファイルが削除される可能性がある

 

3. 番外編:特殊なオンラインストレージ

主要なオンラインストレージをご紹介しましたが,ここではアップロードできるファイルが画像・写真に限られていたり,アカウントを作らなくてもよかったりする特殊なオンラインストレージをご紹介しておきます.

画像専門オンラインストレージ

最近はデジタルカメラをはじめ,スマートフォンでも簡単に綺麗な写真を撮れるようになりました.しかし,撮れる写真がきれいになればなるほど写真を保存するストレージの容量も必要になります.
そんなときにはオンラインストレージに保存してしまうのが便利です.ということで写真専門のオンラインストレージ(フォトクラウドともいいます)をご紹介!

  • フォト蔵
    写真を公開しあうコミュニティサイトですが,設定を自分のみに公開,友人のみに公開などとすることもでき,実際のところオンラインストレージのようにも使えます.
    無料版だと最大辺を2048pxまでリサイズされてしまうのですが,容量は月に1GBということで一年間で12GB,それ以降も毎月1GB使えますからまず足りなくなることはないと思います.
    ただし,3年間以上アップロードやログインがなされない場合は写真を消されてしまうこともあるようです.
  • Flicker
    一眼などで写真を撮る人は非常に大きなファイルサイズになると思うのですが,無料,リサイズなし,容量が1TBと至れり尽くせりなサービスです.
    これもフォト蔵と同様,コミュニティサイトなのですが実際は公開範囲を設定できるので実際はオンラインストレージとして使えます.SDカードによってはアップロードも全自動化できるようなので調べてみては…?
    使い方はシンプルなので難しいことはないと思いますが,日本語には対応していません
  •  firestorage
    通常のオンラインストレージとは別に,画像専門のオンラインストレージとして使えます.
    画像専用ならば登録していなくてもある程度は使えますし,登録すれば500枚まで無料で使えます.
    10000px×10000pxという非常に大きなサイズの画像でも対応しているので大きさに困りはしませんが,500枚という制限は厳しい気もしました.
    フォルダごとアップロードできたりセキュリティにも力をいれている印象です.

アカウントなしで使えるオンラインストレージ

普段は必要ないが,イベントの写真を参加者と共有するために数日間だけオンラインストレージを使いたい!という場合には「登録する必要がなくて容量が大きい」ということがポイントになってくるかと思います.このような一時利用に便利なサービスをご紹介します.

ちなみに,すべて流れとしては
ファイルを送り,パスワード設定をし,専用のURLを取得して共有する相手に送り,そのURLにアクセスさせることでダウンロードさせるというものになります.

  • firestorage
    通常のオンラインストレージとして使う場合は,容量無制限で最大7日間一時保存しておけます.
    ただし,一つのファイルの大きさが250MBまでという制限があります.
  • Giga File便
    こちらも最大7日間ファイルを保管してくれるサービスです.
    登録不要で1つのファイルの大きさが驚きの25GBまでということで,正直何をアップロードすれば25GBまで使うのか想像もできませんがとりあえず大きなファイルを共有できます.

おまけ:SNSを代わりに使う

画像をオンライン上に保存しておける,というのを聞いて

じゃあ別にFacebookとかTwitterとかにアップロードしたらそれでよくない?

と思った方もいらっしゃるかもしれません.

確かに,画像をアップロードして残しておける点ではオンラインストレージに近いかもしれません.
アップロードした画像を再度ダウンロードすることもできます.

しかし,

SNSにアップロードした画像は自動的にリサイズされる

ということを覚えておいてください.

SNSは会員数も多く,すべての画像を残しておくには画像の大きさを小さくして保存しておくしかないのです.
そのためSNSにアップロードした画像は基本的に画質がかなり落ちます

綺麗な画像をそのままで残しておきたい!という場合にはオンラインストレージの方が有効かと思います.

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