違いを知って省エネ&延命!様々な「終了」まとめ

違いを知って省エネ&延命!様々な「終了」まとめ

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「スリープしてたのに電池が減ってる…」

パソコンを離れるときに何も考えずスリープさせていませんか?でもスリープ中だって電池は減っていくんです!「じゃあどうすればいいの!?」

今回のテーマは「シャットダウンメニュー」です.

1. PCを放置してはいけない理由

なんとなくパソコンを長く使わない間は電源をオフにしたり,スリープと呼ばれる状態にしたりする人が多いとは思いますが,
そもそも何のためにスリープするのでしょうか.

もちろん節電のためというのは大きな理由のひとつです.
パソコンは電源がついていれば,あなたが使用していなくてもシステムが動いています.そのため電源を入れたまま置いておくと電気代が余分にかかってしまいます.

しかし本当はもっとたくさんの意味があるんです!

  1. 液晶(のバックライト)の劣化を防ぐ
    画面をつけたままパソコンを放置しておくと画面が劣化します.というのも,画面を映し出している液晶の後ろ側にバックライトと呼ばれる光源があるのですが,これは使えば使うほど劣化していきます(スマートフォンなども同じです).通常は点かなくなるまでに5年や10年程度持つので問題はありませんが劣化させない方が良いことは確かです.
  2. バッテリーの劣化を防ぐ
    ノートパソコンスマートフォンデジタルカメラ携帯音楽プレーヤーなど,持ち運んで使えるようになっている機器のほとんどには充電可能なバッテリーが内蔵されています.このバッテリーは充電と放電を繰り返すごとに劣化していくため使えば使うほどバッテリーの持ち時間が減少していくのです.電源を入れたままにしておいて電池を速く消費すれば,その分早く充電しないといけなくなります.その結果充電の回数が増えてしまってバッテリーの劣化につながります.
    (詳しくは寝ながら充電はタブー!バッテリー劣化を早める5つの使い方という記事でご紹介しています)
  3. セキュリティ上の理由
    他人にPCを貸す前に!GUESTアカウントを作る意味という記事でも紹介しましたが,パソコンにはたくさんの個人情報が含まれています.電源をオフにしたりスリープにしたりせずにそのままパソコンを放置していると,悪意ある誰かが個人情報を抜き出すことだってありうるのです.

このように,節電だけではなくて様々な観点からパソコンの放置はおすすめできないわけです.

2. シャットダウンメニュー

ここまではパソコンの放置がなぜダメなのかを見てきました.
ではパソコンから目を離すときはどうすればよいのでしょうか.

実は電源をオフにする以外にもたくさん選択肢があるんです!
これを機にその違いを覚えて使い分けましょう!

(windows7までなら[スタートメニュー]の右下,右向きの三角印を押せば出てきます.windows8は[設定]の電源のところで選択できます)

シャットダウン

みなさんが最もよく使うのがシャットダウンだと思います.
今使用しているすべてのプログラムを終了させて,コンピュータの電源を切ります
そのためシャットダウン前にひらいていたプログラムは次に起動したとき元の状態には戻りません.(自分でプログラムを開き直す必要があります)

シャットダウンした後のパソコンはほとんど電力消費がないですが
起動するのにスリープよりも時間がかかります

寝る前や帰宅時など,長時間パソコンを使用しない場合は大事なデータは保存してシャットダウンしましょう.

スリープ

スリープ状態とは,現在使っているプログラムの状態を保存して終了し,電源は切らずに省電力モードに移ることです.

細かい話になるのですが,パソコンは様々なデータを保存するために大きく分けて「キャッシュ」「メモリ」「ディスク」という3種類の記憶装置をもっています.

キャッシュが一番容量が小さいけれども高速でデータを保存したり取り出したり出来ます.
ディスクは容量が大きいけれどもデータのやり取りは低速
メモリはその中間です.
(中間ですが,メモリの方がディスクよりも格段に速いです)

ただ,その速度だけが違いではありません.

電源を切ってもデータを保存しておけるのはディスクのみなのです.

スリープ状態は復帰した時に高速で元の状態に戻せるよう,ディスクではなくメモリに状態を保存します.
そのため電源を切ることができないので電力を消費し続けるわけです.
(もちろん,スリープや休止状態にせずそのままPCを放置するよりはずっと電力を節約します)

そのため
作業の途中に少し席を離れる場合など,
「すぐに作業に復帰してパソコンを使うであろう」という場合に使うと良いと思います.

休止状態

休止状態もスリープと同じく,現在使っているプログラムの状態を保存して終了させ,復帰した時に復元することができます.

ただ,スリープとは違って保存先が先ほど説明した「ディスク」なので
状態を保存したままでも電源を切ることができます.

そのため休止状態は電力の消費がシャットダウンと同様に低いです.

しかし,スリープに比べてデータのやり取りに時間がかかるため
休止状態に移ったり,休止状態から復帰するのが遅いのが特徴です.
(シャットダウンよりも保存した状態を復元する分遅くなります)

現在の状態は保存しておきたいけれども
長時間パソコンから離れるような場合には休止状態がおすすめです.

番外編:ロック・ユーザーの切り替え

画面のロックやユーザーの切り替えは,現在開いているプログラムを閉じず,電源も切りません.また,画面の電源も切らないためこれまでの項目とは違って省電力には貢献しません

しかし,どちらも瞬時に操作をロックできるため
他人がいる部屋でパソコンから目を離すときや
少しパソコンを貸してあげるときなどにはセキュリティ上有効です.

(方法などは他人にPCを貸す前に!GUESTアカウントを作る意味という記事で紹介しています)

画面のロックとユーザーの切り替えの違いは
次に使うユーザーは誰か」です.

画面のロックは今使用しているユーザーが復帰した後も引き続き使うことを想定しており,
ユーザーの切り替えは別の人が使用することを前提としています.

とはいえ1クリックでロックから切り替え画面にも移れますからそこまで気にするほどのことではないかもしれません.

番外編:ログオフ

ログオフユーザーの切り替えは混同されがちですが大きな違いがあります.

どちらもパソコンの電源は切らないのですが,
ログオフは開いているプログラムをすべて終了してアカウント選択画面に移ります.

それに対してユーザーの切り替えはプログラムを終了せずにアカウント選択画面に移ります.

一時的にコンピュータを貸すだけならユーザーの切り替えを使用し,
もう自分はパソコンを使い終えて長時間他の人が使用するかもしれないような場面ではログオフをしましょう.

3. まとめ

ということで様々な項目を見てきました!
これを表にまとめると次のようになります.
(色は特徴的なものを目立たせているだけで,項目の良し悪しを示しているわけではありません)

消費電力という点では電源を切る方が良いですし,
作業途中ならば状態は保存しているのが良いわけです.

かといって,復帰までの時間が10秒違えば人間の感じるストレスは大きく変わったりもするかもしれません.

これらの違いを理解した上で,場面に応じて使い分けましょう!

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